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ルーマニア記 2

我ら5人をのせるミニバンは、ミュンヘンを出発してまずは、オーストリアへとむかった。

 

ウィーンを通って、もう少しで、オーストリアとハンガリーの国境だ。

車のなかで、メンバーに聞かせようと持参した聖飢魔IIなんてかけながら、ごきげんな私。

 

パスポートチェックがあり、国境をこえようとしたのだが、、、、。

 

なっなんと、突然私のところで、「待った」がかかったのだ。

 

どうして?他のメンバーはオッケーだよ?

 

テロリストにでもまちがわれたかと思っていたら、

日本人はハンガリー入国の際は「ビザ」が必要、とのこと。(注1)

 

「はあ?」

 

そんな話は聞いてない。

 

「勘弁してくれよなー」と一気にふきげんになるギタリスト。

(このときほど、自分が日本国籍であることを憎んだことがあっただろうか)

 

とにかく、ウィーンの領事館でビザを発行してもらわければ、ハンガリーにはいれない、という。

 

ハンガリーに入れないと、ルーマニアにもたどりつかない。

 

そもそも、我々は、ハンガリーになんて用はないのである。ただ通過するだけなのであるが、

そんな言い分が通用するわけもなく、メンバーの冷たい視線をあびながら、泣く泣くウィーンにもどってもらった。

 

うーん、これも何かの陰謀にちがいない!

 

(って、ちゃんと下調べをしなかった私が一方的に悪い、という話もあるが)

 

本当にルーマニアまでたどりつけるのだろうか、、、。

 

つづく

 

注1 現在はビザなしで入国できるらしい。